シースケーキ:長崎市周辺のローカルスイーツ

シースケーキ

「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されました。
長崎のスイーツと言ったらカステラがまず挙げられますが、シースケーキは隠れた名物の一つです。
生クリーム以外にもカスタードクリームを生地の間に挟み込んだり、生地にカステラのようなテイストのアレンジが加えられているものもあります。
果物がイチゴではなく桃やパイナップルが使用されているのが最大の特徴ですが、これはイチゴの入手が簡単ではなかった時代に代用として使われたのが始まりです。

由来・発祥

「シースケーキ」の「シース」は英語の「sheath」で「刀の鞘(さや)」という意味がありますが、これは誤用と誤訳から産まれたネーミングです。
シースケーキが作られた当初は「豆の莢(さや)」に見た目が似ていることがから、本来であれば「pod(莢)」が使われるべきでしたが刀の鞘(さや)の方の「sheath」が使われ定着しました。

長崎市の洋菓子店の「梅月堂」が昭和30年代に発売し、そこから市内の各洋菓子店に広がりましたが、長崎市周辺以外ではあまり見かけないローカルなケーキです。
カステラのようにお土産にはしにくいので、長崎へお越しの際はぜひ現地で食べてみることをお勧めします。

 

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